任意捜査とは、捜査手段のうち、強制的な処分・強制捜査を伴わないものをいいます。
例えば、尾行、張り込み、聞き込み、任意提出、任意の事情聴取などがあります。
捜査機関の捜査活動は、相手の意思に反して行う強制捜査と、任意捜査があります。
強制捜査は、人権に対する強力な制約を課すことになるため、任意捜査を原則としなければなりません(任意捜査の原則)。
強制捜査は、人権に対する強力な制約を課すことになるため、任意捜査を原則としなければなりません(任意捜査の原則)。
任意捜査は、原則として相手の同意が必要です。
しかし、尾行や張り込みなど、捜査の必要性が高く、相手の利益侵害の程度が軽微な場合、同意は不要とされています。
他方、相手の同意があればどのような任意捜査も許されるわけではありません。仮に相手の同意を得たとしても、実質的に強制捜査と同じと評価される場合、違法な捜査となる場合があります。
刑事弁護・刑事事件系