職務質問とは、警察官が、ある特定の者について、異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して、何らかの犯罪を犯したか、犯そうとしていると疑うに足りる相当の理由がある場合などに、その者を停止させて質問をすることをいいます。
職務質問の対象となるのは、
①何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者、
②既に行われた犯罪について、もしくは犯罪が行われようとしていること、を知っていると認められる者
です。
警察官には、犯罪の予防、鎮圧等の責務があり(警察法2条)、そのための手段として一般人への質問によって犯罪の情報を得ることも必要です。そこで、警察官には、警察官職務執行法第2条1項により、職務質問を行うことが認められています。
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