交通事故の被害者なら、出来るだけ、少ない手間で、早く、多額の慰謝料や損害賠償を受け取りたいと思うのは、自然なことかと思います。
ここでは、交通事故が起きたら、慰謝料や損害賠償の金額が弁護士によって変わるのかということを考えてみます。
弁護士を依頼した方がよいのか
このテーマについては、交通事故で弁護士に示談交渉を依頼するメリットなど、別のコラムに記載がありますので、そちらをご一読下さい。
結論だけ述べると、交通事故を弁護士に依頼すると、慰謝料などの損害賠償金額について、弁護士基準を用いて交渉することになります。ご本人や保険会社が示談交渉する場合に用いられる保険会社基準と弁護士基準では、弁護士基準の方が全体的に高額になっています。従って、弁護士への依頼が無い場合と比べて、慰謝料などの損害賠償金額が増額されるケースが多いと言えます。
弁護士によって慰謝料や損害賠償の金額が変わるのか
弁護士によって慰謝料や損害賠償の金額は、変わると思います。
弁護士に依頼した場合に用いられる弁護士基準も、全てが画一的に定められているわけではありません。
例えば、交通事故によるケガのために1カ月通院治療した場合の慰謝料を例とすると、慰謝料額は16万~29万円と幅のある基準となってます。さらに加えて、特に症状が重い場合は上限額の2割増した金額まで増額を考慮するとされています(通称「青い本」による基準)。つまり、同じ通院期間でも、最大幅16万~34万8000円、慰謝料に差が出ることになります。
もちろん、いずれの金額によるかが、全て、選ぶ弁護士によって決まるというわけではありません。
後遺障害等級認定の有無、症状の軽重、通院頻度など、事案ごとの個別の事情によって決められる部分は多いです。
けれど、やはり、交通事故案件の経験、解決事例、実績があるか、それらを通して、ノウハウや交渉力を身に着けているか、争点の把握や争点に対する立証活動を理解し、交渉や立証をあきらめない取組姿勢を持っているかなど、多少なりとも弁護士によって変わってくる部分もあると思うのです。
どうやって弁護士を選ぶか
弁護士によって慰謝料や損害賠償の金額が変わるとなると、どうやって弁護士を選ぶのかが重要になってきますね。
弁護士選びにも様々な方法があると思いますが、重要な点は、①自分に合いそうな弁護士をよく探して、②実際に相談に行ってみること、だと思います。
①自分に合うかどうかは、相談・依頼のしやすさ(弁護士事務所の場所や営業時間、希望の日時に相談に応じてくれるか、(希望がある場合は)男性・女性双方の弁護士がいるか)、弁護士費用などの条件のほか、交通事故の経験があるか(交通事故事件を取り扱っているかホームページなどで確認)から判断するとよいと思います。
あとは、やは、、②実際に相談してみてください。相談してみて、言いたいことが言えるか、聞きたいことを聞けて、わかりやすく答えてくれるかなど、実感してみることが大切だと思います。
当事務所は、交通事故の事例解決に積極的に取り組んでおり、後遺症を負った方や弁護士費用特約に加入されている方の30分無料相談を承らせて頂いております。名古屋駅徒歩4分で好アクセス、女性弁護士による相談も承っております。相談受付時間は平日9時から19時まで、土曜13時から18時までを基本とし、右時間以外の時間外相談も随時対応しております。
名古屋エリアにお住まい・お勤め又は名古屋エリアで交通事故に遭われた方は、当事務所弁護士までご相談ください。